金曜日に記者会見が久しぶりに開かれる、という報道から、
多分お辞めになるんだろうな、というのが大方の予想だったのでは?
その日に出会った方々は、やっぱりね、遅すぎたね、
と口々にされましたから。
誰も解決方法を知らないコロナ対策で批判されることは、
お気の毒だったとは思います。
東日本大震災と福島原発事故だって、同じこと。
なのに、安倍さんは当時の民主党政権を激しく非難し、
「悪夢のような」という言葉を繰り返しました。
そのツケが回ってきたと考えれば、仕方のないことですね。
政治の空白を作らないために、次の総裁が決まるまでは続けるとか。
せめて党内で後継者を育てて欲しかったとは思います。
学校の休校も誰にも相談せずに一人で決め、
首相辞任も1人で決めた、とおっしゃいましたが、
国政は首相1人のものではないのに。
お辞めになる、という報道に、
森友問題も加計問題も桜を見る会も検察人事も
すべてこれで闇に葬られるなあ、という虚しさを覚えました。
そして、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」という言葉が
思い出されました。
モチロン、安倍さんの評価すべき点はたくさんあります。
しかし、政治はうまくやって当たり前の世界です。
次に首相になられる方の使命は、何をおいてもコロナ対策です。
これとて、うまくやって当たり前、です。
しくじれば、また退陣となります。
火中の栗を拾うはどなたでしょう。
次の次の総裁を見据えた選択が、
自民党内でできているのかもしれません。