「年金の100年安心」を政府自らが反故にした、と騒がれていますが、
若い人なら、年金の安心なんて誰も信じていないでしょう。
夫婦2人で25万円の年金で毎月の生活に30万円を使う。
どこの人の話でしょうか。
そもそも25万円の年金をもらっている人は全体の何パーセント?
今の年金受給者は、終身雇用制度があった時代に、
ほぼすべての人が正規雇用で働いていらっしゃった人達。
持ち家の方も多いでしょう。
当然、退職金もおありでしょう。
結婚されている方がほとんどで、
生活水準もそれなりに高い人が多いと思われます。
しかし、大変なのはこれから先。
非正規雇用が37%を超え、
企業が終身雇用を否定するような発言をしている時代です。
月に20万円も稼げない若い人たちも多くいます。
年金?貯金?結婚?
老後の生活の不足を投資で、と煽る前に、
せめて若い人たちの正規雇用への道を開いて欲しい。
非正規雇用でも、1か月まじめに働けば、
結婚して子どもも持てる賃金になるよう、
未来に夢が持てる社会にしたい。
7月の参議院選挙で問われるべき課題です。