昨日、ウェーブのいきいきフェスタの中で開催された、冨田宏治さんの講演会。
いきいきフェスタの最終コマということで、参加者は少なかったけれど、
大満足の内容でした。
改憲意欲を強烈に示している現政権。
憲法99条にはこう書いてあります。
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官
その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。
憲法を遵守すべき首相は、改正憲法では
「国民が憲法を守る義務を負う」と変えるつもりのようです。
今の憲法で保障されている私たちが持つ様々の権利。
憲法があるから国は簡単に侵すことができませんが、
「国民が守る」となれば、守られないのは国民の努力不足、となってしまいます。
何かが変われば生活が良くなるかもしれない、と思う人は多く、
憲法改正の国民投票ももしかしたら、過半数で認められるかもしれません。
有権者の過半数ではなく、投票数の過半数ですから、
憲法を変えたい人達が、必死で投票に行き、行くことを呼びかければ、
もしかして、ということが起こらないとも限りません。
必死のパッチで改憲を進めてくる人たちに対して、
やはり必死のパッチで臨んでいかなければならない、とお話してくださいました。
政治は誰がやっても同じ、自分には関係ない、
と思っている人たちに、粘り強く語り掛け、対話することが必要、だと。
会場から、選挙権年齢が引き下げられたけれど、
若い人は政治に無関心、どうすればいいでしょう、と質問がありました。
「今の若い人たちは、私たちが若い頃と全く環境が変わってしまっている。
大学を卒業する人たちのほとんどが500万円の借金(奨学金)を背負って社会に出る。
結婚すれば、2人で1000万円の借金返済が待っている。結婚できない、
子どもを産めない、貯蓄はゼロ(若い人の60%が資産ゼロという統計がある)、
では政治に関心を持てという方が悪い。大人の責任で、若い人たちを救う政策を、
それを若い人にまず実感してもらうことから始めないといけない」と、先生の回答。
詳しい内容は、ぜひ冨田さんの口から聞いて欲しいです。
とてもお忙しい方ですが、都合が合えばお話に来てくださいます。