晴天続きでヒメボタルの出現が危ぶまれましたが、
水曜日の雨で再びホタルが飛び始めました。
当日の参加者は、河川事務所からの1名とスタッフ5名を含め、合計53人。
自由参加でこの人数です。
いつもながらホタル人気は根強いと感じます。
午後6時に集合、まだ太陽は沈まず、明るいうちに下見をしました。
私がにわか説明員となり、30分ほどお話をさせていただきました。
ようやく暗くなりかけた7時半過ぎに観察会に出かけます。
竹やぶの中に最初は1つ2つ、
目が慣れてくると3つ4つと発光体が飛ぶのを見ることができました。
堤防下の竹やぶにもいくつかのホタルが観察できました。
感激して、見えた!見えた!こっちにもいる!の声が、暗闇に響いていました。
この日は合わせて10匹程だったでしょうか。
時期としてのピークが5月22~23日頃だったこと、
時間としてのピークが午後9時以降であることを考えると、
10匹でも見ることができたのはラッキーだったかもしれません。
今年の参加者さんでヒメボタルを見たことのある人は、
スタッフを除けば1人だけ。
来年は、ピークの時期を予想して、お友達と見に来て欲しいです。
実際のホタルが飛んでいるところを見ると、環境保全の大切さを感じていただけますから。
10年ほど前は、猪名川の「わいわいワンド」では、無数のホタルが出ていました。
観察会の回を重ねる度に、減ってきているような気がします。
ホタルの棲める環境では無くなってきたのか、
それともホタルが何らかの理由で移動しながら繁殖しているのか。
確かに、出現する場所は毎年変わります。
ヒメボタルの生態はまだまだ知られていないことが多いようですが、
この先もこんな身近でホタルが見られることを願うばかりです。