明日は雨だと言われていましたが、やっぱり雨。上海で雨が続くのは珍しいそう。ホテルの窓から見る上海市街です。高層ビルと古い住宅が混在する町。
午前中は、政協上海市委員会の高級経済師の管さんを表敬訪問。伊丹空港は大阪市にあるんですね、などと歓談をしました。上海空港は2期工事が間もなく終わり、発展を続けるために、周辺の交通網の整備と商業・産業特区に力を入れるとのこと。記念に上海市の銘皿と上海万博の公式ガイドブックを贈呈されました。ああ、たみまるのぬいぐるみを持ってくるんだった、と後悔するも遅しでした。上海の開発特区の面積は26平方キロ。伊丹市とほぼ同じ面積です。そこに産業を集積させ、交通網を整備して周辺に居住区域を設ける。コンパクトシティとは全く逆の考え方。上海を取り巻く地域が役割分担をし、スケールメリットを生かしながら、大きく発展していくということになります。伊丹市が推し進めるコンパクトシティ構想は、自分の市だけで小さくまとまっていこうというもの。比較検討してみたいと思いました。
午後は、目的の上海万博会場へ。ある方のご紹介で、日本館へはスムーズに入館することができました。日本館のテーマは「朱鷺」。それを中心に日本の自然と現代生活と近未来の技術を紹介しています。展示と2つのショウを合わせて、観覧時間は約1時間。この内容の濃さが日本館の待ち時間の長さとなっているそうです。コンパニオンのユニフォームも朱鷺をイメージしたもの。
万博会場は、川を挟んで2か所に分かれており、全部回るのは至難の業。その上、暑くて、湿気が多くて、日差しがきつくて、人が多くて。最大の規模で開かれている上海万博の敵はこの亜熱帯気候でしょう。行かれるのなら、秋をお勧めします。
さて、展示の中で正しい日本文化を再現していないものがあり、何とも落ち着かない気分になりました。みなさんはおわかりになりますか?自信がない部分もありますので、きちんと調べた上で、館長さんにお知らせするつもりです。