5月の臨時議会は、役員選挙が議題です。議長、副議長、議会選出監査、委員会委員などなどを決めます。これらの任期は、議員の任期の4年が原則ですが、伊丹市議会では、過去には1年任期、平成11年からは、1年では仕事にならないから、という理由で2年任期になっており、今年が改選の年にあたっています。
各会派、有利なポストを求めて交渉を繰り広げます。伊丹市議会では、議長、副議長とも立候補、選挙とはならず、代表者会で話し合ってきめるのが慣例となっていますが、今年はそうとはいきませんでした。
前半の2年の役員選挙で、後半の2年の役員も確約しながら、それが反故にされ、数の力に任せて、市長与党3会派が後半2年の役員も独占する結果となりました。
モチロン、投票が行われたのですが、議長選挙では、岡本議員17票に対して、高塚10票で、岡本議員が議長に当選し、副議長選挙では、川上議員17票に対して上原議員10票で、川上議員が副議長に当選しました。
議会選出監査も、代表者会で、議会運営のバランスをとって野党会派に、という麗しき慣例も破棄し、議長斡旋案の大路議員監査の案が、15票対10票と割れ、大路議員が監査となりました。
今回の役員選挙ではっきりしたことは、当局に対する一枚岩の議会では無く、「市長+市長与党 VS 野党」という構図がはっきりしたということです。数があれば何でもOKを実践したわけです。
直に6月議会が始まります。後半2年も、本来の議会、議員の役割を肝に銘じて、頑張ってまいります。