今日、1月17日は阪神淡路大震災追悼の日です。亡くなられた6434人のご冥福を心よりお祈りいたします。
今年は、例年参加している昆陽池公園の追悼の集いではなく、市内下河原にあるNPO法人日本レスキュー協会主催の追悼の集いに出席いたしました。午前5時40分、トランペットのすすり泣くような演奏で始まった追悼式。今朝はあの日と同じように、それほどの冷え込み はありませんでしたが、長く外に立っていると、足がじんじんしてくる寒さには変わりありませんでした。献花をし、5時46分、皆で神戸の方を向いて黙祷をささげました。今日は全国災害救助犬協会の方も富山から参加してくださっていました。あの日 、救助犬を使った救助が、受け入れられなかったジレンマ、その後の世界の災害での活動を報告していただきました。
追悼式の後には、訓練施設を使って救助犬による救助のデモンストレーションを見せていただきました。訓練を受けたワンちゃんたちが、瓦礫の山に駆け上り、生き埋めになっている人を見つけて知らせる正確さに、日ごろの訓練の厳しさを見ることができました。このNPO法人は、伊丹市にありながら、その活動は全世界にわたっています。空港に近いという地の利を生かして、災害があれば飛行機を使って迅速に被災地に入ることができるそうです。しかし、残念なことにその活動は、篤志家や応援する市民のカンパが支えだということです。活動が公的であること、特殊な技術が必要であるために、行政が運営を肩代わりすることができないことなどを考えれば、何らかの公的な位置づけや補助・支援が必要ではないでしょうか。