高校野球とオリンピックで賑やかだった8月が終わり、さあさわやかな秋と思いきや、福田首相の辞任のびっくりで9月がスタートしました。衆議院の解散が秒読み段階に入るとなると、忙しくなるのですが、市議会は5日に招集となりますので、決算議会に向けて粛々と準備を進めています。
伊丹市は2007年度決算も黒字を計上し、財政的には頑張ってはいるものの、経常収支比率は96%を超え、余裕がある台所事情とはいえません。9月1日にプレス発表された、学校の耐震化率100%に向けての取り組みも、多額の起債を必要とします。地域の共同利用施設をはじめとした、公共施設の修繕も一度に押し寄せてきますし、市道の整備にも今後毎年10億円を投入していくなど、建設工事にどんどんとお金をつぎ込もうとしています。市長選を来年に控えたこの時期に、多額の建設工事計画を発表することに、若干の疑問を感じます。必要なものは必要として認め、その一方で人口減少時代に突入している今、50年先を見据えて、どんな規模のまちづくりが妥当なのか、事業を的確に取捨選択していく目が議員に求められています。