今日5月10日、川西市で「生きさせろ!格差と戦争を考える」と題した市民集会に、雨宮処凛さんをスピーカーにお迎えし、200人を越える参加者で大成功を収めました。雨宮さんは、「ワーキングプアの逆襲」「生きさせろ!」「プレカリアート」などの著書の中で、現代の若者のおかれている労働状況や、それが自己責任だと言ってのけられる社会こそが、彼らの生存権を侵している、と訴え、団結して闘おう!と声を上げています。今日の集会でも、大手メーカーの偽装請負を内部告発した30歳代の男性を対談相手に、一人の頑張りでは何ともならない、みんなで声を上げて社会を変えていかないと、力強く語っていただきました。
「戦争が希望」だと言う若者に、そう言わせているものは、普通に生きていくことすらできない社会だ、と語ります。彼は決して右翼でも戦争愛好者でもなく、戦争で死ねば、親に遺族年金が支払われる、それだけが親孝行できる道だと考えていると聞いたことがあります。親思いのやさしい若者の口からです。闘いのテーマはただひとつ「生きさせろ!」勝ち取るのは憲法25条に掲げられている生存権。飾りや余計なことはいらない、私もこの1点を訴えて、一緒に闘っていきたい、と思わされた集会でした。