のじぎく兵庫国体の真っ最中です。伊丹市はなぎなたの会場になっており、今日最終の競技と表彰が行われました。なぎなたは、各種スポーツ団体で、東京以外に本部のおかれている珍しい競技団体です。もちろん、本部は伊丹市にあります。
今回のなぎなた国体でも、兵庫県は少年女子の演技(形)、成人女子の演技と試合で1位になり、総合でも1位をとりましたが、兵庫県チームは全員伊丹市出身。伊丹市の十八番スポーツであります。しかし、試合は打ち合いなので、わかりやすいのですが、演技の判定が非常に難しいのです。2人1組で技を掛け合うのですが、形の美しさはさることながら、二人の息がぴったり合うこととか、気合、相手をおもいやる気持ちが判定の材料なのです。どのチームもそれなりに美しい形を決めている中で、伊丹市立高等学校のチームは、スピード感と緊張感があふれるいい姿で、優勝はあたりまえ、と思わせてくれました(身内ひいきですが)。
なぎなたは今や女子だけのスポーツではなく、男子の選手もいます。なぎなたの聖地伊丹市だからこそ、市民のみなさんがなぎなたに親しみを持ち、強い選手が輩出されるように、何らかの仕掛けが必要でしょうね。毎年年初に、白雪の修武館というところで「武芸事始式」があり、参加させていただいてます。きりりと寒い中、素足で形を披露する達人が見れるのも、伊丹市に住んでいるからこそのものです。