8月7~9日に、高橋議員と佐久市・名古屋市を視察してまいりました。
目的は、「こどもの権利」にかかわることと居場所の調査です。
佐久市は長野県の北端にあり、軽井沢のすぐ近く。
東京からは近いのですが関西からはとても遠い。
東海道新幹線と北陸新幹線で行くか、
敦賀回りでサンダーバードと北陸新幹線で行くか。
どちらも交通費が高いので、夜行バスで行くことになりました。」
若い高橋議員は元気いっぱいでしたが、
私に夜行バスの視察はちょっとしんどかったですね。
佐久市は昨年の3月議会で、
「子どもの権利条例」を議員提案で全会一致で制定しています。
私も議員になって以来、こどもの権利条例制定を目指していますが、
当局に質しても、第三者機関が無いのに理念だけでいいのか?
との答弁をくりかえし頂いておりました。佐久市で、
議員提案でかつ全会一致で制定できたお話しをお聞きしました。
・社会常任委員会の委員長が、こどもたちのために残したいと思った
それを常任委員会の委員も同意してくれ、任期の2年にやろうとなった
➡公明党の委員長の熱意によるところが大きいと感じました
視察先でも公明党議員の素晴らしい活躍をよく耳や目にするのですが・・・
・理念条例でいいのか、という点は、「こどもたちの人権を大切にする佐久市」
だということが市民やこどもたちに伝わればいい、条例制定を受けて、
職員も市長もこどもの人権を大切にする施策を進めていってくれる
➡議会には予算編成権がありませんから、理念条例しかできないのですが、
市民の代表である議会が「こどもの人権を大切にする」ということを
はっきりと決めたことはとても大きな意味があると思います。
・いろいろな意見を持つ議員がいるが、全会一致となった理由は
委員長の熱意と他の委員の熱意、があったからだ。
「こどもに人権だなんて」という議員はおらず、目立つために
反対する議員もいなかったそうで、皆こどものことを真剣に考えたがゆえに
全会一致となった
➡2期目だけれど落ち着いた年齢の委員長で、
他の委員や議員からも一目置かれていたのではと思います。
伊丹市議会議会では、「女に決めさせない、女が言ってることは聞かない」
という雰囲気はやはりありますね。男が提案すればすんなりと通ることも。
全会一致となったことは、議会がちゃんと機能していること、成熟していることの
証だと感じました。
・議員提出条例は大変だとは聞いていたが、当局ともしっかり意思疎通を重ね、
理念条例を「子ども子育て計画」のベースにも使って欲しいと思った。
アンケートなどは、教育委員会は時間がないからできないと言ったので、
グーグルアンケートを利用し、集約も分析も委員会でやった。
ヒアリングや各種団体との意見交換もすべて議会で調整してやった。
定例議会の間の期間もずっと取り組んだ。
➡定例会の本会議、自分の委員会にしか登庁しない議員が複数いる伊丹市で
果たしてできるのか?やる気のある委員が揃った委員会で、
委員会として何か取り組みができるのか、考えていきたいと思います。