いつも子ども食堂にパンをくださる、
(株)エーデルワイスのパン部門、ルビアンさん。
鋳物師に工場があるんです。
先週のおむすび広場にもたくさんのパンをありがとうございました。
部長の中村さんによると、
パン職人が不足しているのだそうです。
日本人はパン好きで、ちっちゃいパン屋さんがあちこちにあって、
京都の路地裏のパン屋さんは大行列、
なんていう番組やニュースも流れているのに?
個人店舗は、「自分のお店」なので、
頑張りもできるし、作る量も調節できるし、
お休みも自分で決められるし、自由がききます。
しかし、ルビアンさんのようなパン屋さんは
百貨店がオープンする10時には
パンは売り場に届いていないといけないので、
どうしても深夜・早朝の仕事になってしまいます。
今の若い人には、深夜・早朝のお仕事は好まれなく、
パン職人の成り手がいない、ということらしいです。
決算委員会でも、若い人たちは、
休みの多い事務職の希望が多くて、
なかなか希望と実際の求人がマッチしない、
という話もありました。
体力のある若い間は、
ちょっと頑張って欲しいと思いますが、
そもそもそのような仕事は非常勤職場であって、
待遇が悪いことが問題なのだとも思います。
最低賃金が1000円を超える時代となりましたが、
それでも欧米の賃金に比べると、
日本は30年間賃金が上がっていないのが現状です。
若い人たちを使い捨てにしない、将来に希望が持てる企業が
求められるのだと思います。
そうしなければ、結婚もできなければ、
こどもを持つことも叶わず、
少子化が進む一方だということを、
企業経営者は考えているのでしょうか。