10月31日に行われた衆議院議員選挙で、
政界では大きな影響があったようです。
皆さんは、どのように分析されましたか?
伊丹市の状況を見てみました。
前回の平成29年の選挙と比べてみました。
①投票者数、投票率ともに伸びました。
投票率は、前回よりも約7%伸びました。
期日前選挙に行く方が多いなあ、という印象でしたが、
数、率ともに前回よりも下回っていたんですね。
男性よりも女性の投票者数の伸びが大きいです。
②小選挙区の投票状況
自民党への批判票があって厳しい、と言われていた大串さん、
約400票減らしていますが、誤差の範囲ですね。
桜井さんは、比例の立憲の票が減っているのに、
自身の票は約3,000票上積みしています。
市村さんは、2.6倍と大飛躍で兵庫で唯一小選挙区で勝利されました。
伸びた投票者といくむらさん(希望の党)の票の多くが、
市村さんに向かったと思われます。
もっと投票率があがれば、市村さんにもっと票が入り、
大串さんの比例復活は無かったかもしれません。
③比例区の状況
自民党は若干減らしていますが、それ以上に立憲が減らしています。
希望の党の票は、国民民主、れいわ新選組、維新に行ったようです。
公明党は、若干伸ばしていますが、このあたりが固定票だと思われます。
維新は、市村さんの票の動きと比例していますので、
新たな投票者と希望の党の票、立憲の票がここに流れたのでしょう。
社民は伸びたものの、N党よりも下回っています。
共産党も減らしていますので、
共産党にとっての今回の野党共闘の成果分析が必要だと思います。
伊丹市では自民党の大串さんが優勢でしたが、
宝塚市、川西市で市村さんが得票1位となり、6区で当選となりました。
大阪の小選挙区で自民党を全滅させた維新パワーが、
兵庫県へも広がってきました。
その突破口が6区であったことは、とても残念です。
6区を皮切りに、県下へと広がっていくのでしょうか?
比例区では、自民・公明連立与党への批判票は少なかったけれど、
自公でないどこかに、維新、れいわを選んだ市民が多く、
共産党、立憲が票を減らしたのだと思われます。
伊丹市で比例区の1位は維新でしたので、
次の県議選に維新が候補を擁立すれば当選の可能性もありますね。
再来年は市議会議員選挙。
ここでも維新が飛躍するのでしょうか?