オンライン学習の必要性が叫ばれていますが、
家庭の経済事情によって、こども専用(一人に一台)の端末があるか、
高速のwi-fiが整備されているか、環境が随分と違います。
公教育としては、みんなが平等に使えないものはできない、というスタンスのようです。
伊丹市では、小中学校のパソコンルームに
デスクトップPCが40台ある、という時代が長く続き、
やっと平成31年度に各校40台(市全体で1000台)のタブレットが配置されました。
更に、国の「GIGAスクール構想」の補助を受ける形で、
令和2年に全体で1500台を購入する予算が3月に可決されています。
「GIGAスクール構想」とは、
教室に大容量高速インターネット環境を整え、
一人一台の端末を2023年度までに整備する、国はその2/3を補助する、
というものでしたが、新型コロナによる休校という事態に直面し、
2020年度補正予算で、全小中学生に1台ずつ、
と計画が前倒しになったと、報道されています。
今年中に1人1台が使えるようになるということです
(日本国中で一斉に調達するので、モノがそろうかどうかは不明)。
伊丹市の場合、自宅に持ち帰ることは想定していないようです。
オンライン学習だ!ネットを利用した家庭学習だ!というのなら、
家庭に持って帰らないと意味がありません。
壊したら、ウイルスに感染したら、などといろいろ心配されているようですが、
ぜひとも、ピアニカのように持って帰らせてあげて欲しいです。
家でも、存分に学習などに利用すれば、
先生よりもうんと使いこなせるようになると思いますよ。
そして、タブレットの導入や使い方指導には、学校の先生ではなく、
外部の専門家(SEさんみたいな)を採用して、進めていただきたいです。