12月議会には、重要な議案が提出されているとのことで、2回も傍聴に行ってしまいました。議場にいかないと議論の様子がわからないのは、市民として「知る権利」が制限されていると思います。昨年に「インターネット配信をする」と決まったことを、速やかに実行して欲しいものです。
「議会のインターネット配信」は、都道府県議会で約90%、政令指定都市議会で約83%、市議会では約30%が実施しています。人口20万人の伊丹市での取り組みは遅すぎるのではないでしょうか?議会は議員のものではなく、市民のためのものであることを認識するべきだと思います。
さて、12月議会の重要議題とは、
1.図書館の建設費が6000万円アップした(これは12月8日に可決されました)
2.国の3次補正を利用して防災センターを急きょ整備する
3.市立定時制高校を廃止し、県立多部制単位制高校に集約されるにあたって、兵庫県に3億6千万円を上納する
議案書を見ていないので、他の詳しいことは知りませんが、この3案とも補正予算で出すような「補正的」な政策ではないと思います。
2.について言えば、昨年度に決まったばかりの総合計画や公共施設再配置計画を反故にする提案であり、伊丹市行政の計画性の無さにあきれるばかりです。
3.は、年間1800万円の維持管理費を20年間にわたって負担するものを、今年度に一括して県に支払うのだそうですが、なぜ県立高校の維持管理費を伊丹市が負担しなければならないのか?県の言い分は「伊丹市の子どもを受け入れてあげるのだから、負担するのは当然だし、市の教育委員会さんは3億6千万なら安いもんだと言った」とか。
明日の総務政策常任委員会では、どんな論議がかわされるのでしょうか?