12月もあと5日、何かとあわただしい日々が続きます。
今年は、2011年からスタートする「第5次総合計画」やそれに引っ張られる各種計画を新たに創る年でした。総合計画は、行政サイドとは別に議会でも2年あまりの長きにわたって研究や視察を行いました。計画の基本構想は9月議会に議決しましたが、2011年から5カ年にわたって行う大体の事業計画案が12月議会で示されました。細かな中身は3月議会での予算を待つところですが、市民のみなさんからのご意見もお聞きしたいところ。12月20日から1月20日までの期間、次の9件の計画などについてのパブリックコメント募集中です。
1.伊丹市総合計画(第5次)前期事業実施5ヶ年計画(案)
2.伊丹市都市計画マスタープラン2011(案)
3.伊丹市産業振興ビジョン(案)
4.伊丹市都市農業振興計画~伊丹市「農」の振興プラン(案)
5.伊丹市地域福祉計画(第2次)(案)
6.伊丹市みどりの基本計画2011(案)
7.伊丹市行財政プラン(案)
8.伊丹市環境基本計画(第2次)(案)
9.伊丹市健康づくり計画(案)
下のURLにアクセスすると内容が見られます。
https://www2.city.itami.lg.jp/Itami/Common/shiminiken.nsf
パブリックコメントを入れたって、計画自体には全く反映されないだろう、というお声はよく聞かれます。市民の声を聞いたという既成事実のためにパブコメを取るんだろ、とも。確かにその通りです。私的には、最終案までにパブリックコメントを求めて、それを計画に加味して、最終的なものを作り上げるほうが、より市民の意見が反映されやすいと考えます。職員が長い時間をかけて練り上げた計画(案)をそう簡単に変えることはできませんが、ご意見はそれなりに行政に影響を与えます。お正月休みに伊丹市の未来を見据えて、じっくりとお読みになって、伊丹市がどこに向かおうとしているのか、考えてみませんか。
今回の改正で特に興味を引くのが、4の「農」のプランです。巷で「農」の大切さが叫ばれていて、伊丹市でも取り組もう、という計画です。計画を創るということは、その実現にお金(税金)を使うとういこと、市民の協力を求めるということです。都市部の伊丹市では、その実現にかなり無理があるように思えますが、皆さんはどうお考えになりますか。