平和憲法を広げる兵庫県民会議の総会が2年ぶりに開かれ、記念講演として、都裕史(と・ゆさ)さんに「ここまで来ている日米軍事一体化と戦争準備!」という内容でお話をしていただきました。
都さんは、在日朝鮮人として、生まれも育ちも日本だけれども、日本人でも朝鮮人でもないという視点から世界を見ることができる、日本で流されている情報が非常に狭いものであるということを話されました。アメリカが持っている3つの海兵隊の1つが日本にあること、アメリカはこの100年間戦争をしなかった年が無いことなどをあげ、アメリカは日本を守るために日本に基地を置いているのではなく、あくまでもアメリカを守るためであることを忘れてはいけない、と強調していました。
県民会議のメンバーとして、私も定期的に護憲の街頭宣伝や、映画会、学習会を開催していますが、いつも同じ人しか集まらないことに活動の限界を感じています。国民投票法が成立し、いつ改憲ののろしがあげられてもおかしくない時代になっています。平和憲法を広げていくことが、単に9条を守るだけでなく、憲法に掲げられている私たちの人権が侵されるのを防ぐために必要なのだ、と新たな切り口で訴えていかなければ、多くの理解を得られないのでは、と感じています。