柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」発言は、予算審査が開始されたこともあって、終止符を打ったかのように見えます。このたった7文字の発言なのに、なんとたくさんの差別を含んでいます。国民に対する差別、女性に対する差別、子どもを持たない女性に対する差別・・・。2007年が始まってまだ2ヶ月しか経っていませんが、今年の差別語大賞を与えたいと思います。
大臣の発言に対して、野党の女性議員は辞任を求め激しく追及しました。それは、国民として、女性として当然です。それが、先日の某新聞で「柳沢大臣の発言をたてに、辞職を求める野党女性議員の態度には引く。それより予算審議を」というコメントが載っていたのには、とてもびっくりしました。女性が女性を潰すとは、こういうことをいうのだと思いました。「あんなに言われてかわいそう」とか「きゃんきゃん言っているのが恥ずかしい」とか。かわいそうだから生活保護の母子加算を戻そう、なんて政府はい言うはずはありません。だから私たちも、感情でモノを言うことをせず、だめなものはとことんだめ、という勇気を持ちたいと思います。自分が言えないときは、言ってくれる人をとことん応援する。それが、頑張る女性を作っていくのではないですか。
この発言改めて読み返してみて、男性(と言っちゃってゴメンナサイね)は、子どもは愛情が無くても生まれる、産めるものだと思っているのかしら、と考え込んでしまいました。
野党の柳沢大臣辞任要求が通ることを祈っています。与党さん、国民を馬鹿にするのもいい加減にしなさい。