今年も花粉の季節になりました。私のアレルギー性鼻炎は、数十年前の台風の日に何の前触れも無くやってきて、その後は秋だけでなく、春にもひどい症状で苦しみました。最近は春だけになったのですが、それでも辛い目のかゆみや鼻づまり。花粉症という言葉は,1964年に発表されていますが、私がかかり始めた頃は、ただアレルギー性鼻炎と言われていたような気がします。しばらく漢方薬を使って、大分と楽になり、治ったかなと思っていたら、またこの10年くらい前ころから、欠かさず春は病院通いです。今は病院でいただくアレルギーを抑える薬と目薬でこの季節が通り過ぎるのをじっと我慢。春を満喫するどころではありません。
国民の10数パーセントが花粉症の被害にかかっているということなので、この季節はみなさんお辛いのですよね。桜が日本の春のイメージだったのに、マスクが季語になりそうな勢いです。この病気、杉をたくさん植えたけど、外国産の木材に押されて杉林を手入れしなくなり、そのせいで杉花粉がたくさん飛ぶようになったことが大きな理由。それ以外に食生活の変化や、花粉が飛び散りやすい道路のアスファルト舗装、車の排気ガスによる大気汚染、と様々理由が絡み合ってこれだけの大フィーバー振りなのでそうです。これぞ高度成長期病です。国も対策に本腰を入れてほしいものです。この時期の医療費、経済の停滞などなどを考えれば、杉林の枝打ちをするほうが、経済的には○なのではないかしら、と思います。
あと1ヶ月我慢すれば、何とかなるかな。ハックション。