伊丹空港の利用可能時間は、朝7時から夜の9時まで。
6月25日の午後11時頃の爆音は、
トランプさんの使う車などを積んできたC-17、2機が離陸した音でした。
かつては、門限破りの着陸があった時には、
翌日の朝刊に「○○航空 門限破り」のような記事が載りました。
最近では、そんな記事を目にすることはありませんでしたが、
さすがに、遅刻の着陸どころか、時間を無視した離陸には、
新聞でも取り上げ、伊丹市豊中市などへも問合せがあったそうです。
統計によると、2018年の門限破りの着陸は103回。
ダイバート(伊丹空港の運営時間に間に合わずに関空などに着陸すること)
が約90便、それも受け容れるとすると、
合わせて年間約200便が門限破りの便が発生するということになります。
伊丹空港に降りるつもりだったのに、関空で降ろされたら、嫌ですよね。
でも、いくら低騒音機が増えたとはいえ、住んでいる人たちには迷惑な話。
空港によっては、門限破りの場合は2倍の着陸料を請求し、
騒音地域に金銭でお詫びの気持ちを示しているケースもあります。
伊丹空港は都市型空港ということで、ビジネスパーソンの利用が多く、
ダイバートされると翌日の仕事に差し支える、という声もあります。
現在は、門限破りに何のペナルティーもありません。
だからと言って、金銭的ペナルティーを科すことになると、
運用時間の拡大にもつながる可能性もあり、
難しい課題です。