市域が狭く、高低差が少ない伊丹市は自転車天国。
どこへ行くにも自転車が便利で早くて経済的でそしてエコ!!
ただ、用事のある場所ぎりぎりまで自転車で行きたいという人が多く、
駅周辺、商店街周辺は自転車で歩道が塞がれるほどでした。
駐輪指導員を配置して駐輪場に入れるように呼びかけても、
市民と指導員の間でトラブルになったり、
商店街からは営業妨害だという声があがったり、
なかなか駐輪問題は解決できませんでした。
そこで、社会実験を経て、阪急伊丹駅周辺に有料の自転車ラックを設置し、
お金を払えば駅の近くに止めてもいい、と考え方を変えました。
そのおかげで、駅周辺の放置自転車は激減しました。
ラック使用だけでなく、指導員の配置時間を変更したことも効果のあった一因です。
(朝の8時前のラックの様子)
そのラックですが、朝の8時にはすでにいっぱい。
お店や銀行を利用される方が来られる10時頃には、止めるところがありません。
たまに自転車で駅まで来た学生さんや通勤の方が利用されているようです。
どなたが使っても構わないのですが、
設置した目的は、通学や通勤の人用ではなかったはず。
ちょっとの時間だけ駐輪したい人のために1時間までは無料です。
その後は4時間ごとに100円の料金がかかります。
ただ、200円払えば9時間まで止められるので、
急いで電車に乗らなければならないときは、200円は惜しくない。
予算委員会でもお買い物の人たちが使えるような工夫はできないか、
と質問も行いました。
時間ごとの利用状況を調べ、運営する業者と相談するとのこと。
ちゃんとラックに止めていただいているのですから、
それはそれで結構なんですが。
ちょっと悩ましい問題です。