今朝の朝日新聞に「米陸軍軍人書道に挑戦ー伊丹で陸自と交流」という記事がありました。2月8日から始まる「ヤマサクラ51」のことを伝えたかったのだろうけど、軍人から「書道は面白い芸術だ」などとコメントをとって、ほのぼのした記事に仕上げられていました。これって、きっと自衛隊から提供された記事なんだろう、と気分が悪くなりました。
演習の日が近づくにつれて、軍用を禁止している伊丹空港にアメリカ軍機がたびたび飛来してきます。その報告も、米軍機が飛び立った後に伊丹市役所に連絡がくるという、市民を置き去りにしたやり方です。いつ米軍機が飛んでくるかということは軍事機密だからだそうです。伊丹空港は日本の民間空港であって、アメリカの軍用空港ではありません。
アメリカ本国でさえ、イラク増派に反対する大きなデモが起こっているのに、日本の費用で毎年開かれている日米共同指揮所演習に、日本の人たちが無関心なのはなぜ?
それは、多分知らされていないからでしょう。せめて、伊丹の人たちには、緑ヶ丘の駐屯地で、朝鮮半島有事を想定した、戦争の予行演習が行われていることを、伝えたいと思います。軍事増強よりも平和外交がなにより優先なことも。