戦没者追悼式の後には、伊丹市障害者虐待防止フォーラムに参加。
実際に障害者の関わる人たち向けのフォーラムで、
私は、門外漢ではありますが、障害者雇用に興味があるので、
勉強のために出席させていただきました。
子ども、高齢者と同様、障がい者の方も虐待を受けても、
自分から抗議をしたり、相談をしたりすることがなかなかない。
窓口を設けていても、件数は伊丹市で20件。
そのほとんどが、当時者以外の方からの相談であるということ。
周りの人は気づいて、まずは虐待をしている人に伝える、
それでだめなら、障害福祉課の相談窓口に行き、対応を考える、
ことで、虐待を早期に解決しなければならない。
子どもや高齢者や障がい者にかかわる方々は、
基本的に優しい方々ばかり。
日々の業務の中での対応で、気づかずに虐待をしてしまっているケースが
起こる可能性がゼロとは言えません。
どんなケースが虐待になるのか、
自分の意志をうまく示すことができない人の気持ちや人権を
どう尊重していけばいいのか、というお話をしてくださいました。
身体的な虐待だけでなく、障がい者雇用の場では、
意に反した仕事の強要も虐待となる。
仕事ということを考えれば、雇用者は指示もすれば注意もする。
それが虐待になるかならないかは、紙一重かもしれません。
なるかならないか、は、その人の「人権」を意識できているかどうか、
に尽きるのではないでしょうか。