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少し間が空いてしまいましたが、伊丹市の災害備蓄品についてです。
伊丹市内には、防災倉庫は5つあります。
1.防災センター(市中部)
2.スカイパーク(市東部)
3.十六名公園(市西部)
4.笹原公園(市南部)
5.昆陽南公園(市南西部)
北部には防災倉庫が有りません。
(神津地区のみ、指定避難所にも1000食ほど備蓄されています)
非常用の食料は、これら5つの防災倉庫にしか備蓄されていません。
食料の内訳は
1.アルファ化米 36,680食
2.ソフトパン 5,112食
3.乾パン 72食
4.粉ミルク 52,200g
5.粉ミルク用水 600本(500mlペットボトル)
市内全体で43,000食程度です。
一人1日3食を3日支給するとなると、5000人分にも満たないことになります。
市内のスーパーマーケットなどと協定を結んでいる事や、
阪神淡路大震災の時は、自衛隊の駐屯地が近いために、
自衛隊のみなさんによる迅速な炊き出しが行われた経験から、
市としての備蓄が少なくなっているのかもしれません。
食料についても、やはり自己防衛に越したことはないようです。
乾パンなど値の張るものでなくて、安いレトルトのお粥などもあります。
缶詰も非常食としては、保存期間も長いすぐれものですね。
最近では、様々の缶詰が販売されているので、
買う、食べる、買う、食べる、と日頃の食生活の中に、
保存できるものを組み込んでいくというのもいいかもしれません。
私は、カセットコンロとボンベを、ガスや電気が止まっても自炊できるよう、
準備しています。モチロン、お水と梅干も。
たまに、お米が切らしてしまうこともあるので、そこだけ注意しています。
4月23日に行いました「ばんばんトーク」でも、
伊丹市の防災計画についてお話をさせていただきました。
備蓄品や防災訓練、防災協定などについて、
たくさんのご意見や質問をいただきました。
6月議会での質問に反映させていきます。
九州は、今日は春の嵐に見舞われて、雨風がひどかったようです。
2次災害が起こらないか、とても心配でした。
もうこれ以上の苦難を与えないでください。
避難者のみなさん、どうか、体調を崩されませんように。
今回は、伊丹市の災害備蓄品について書きます。
避難所となっていた学校の校庭に、パイプ椅子で「SOS 水がありません」と
メッセージが送られていた映像をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
水は、人間が生きていくのに絶対必要なものです。
伊丹市では、ペットボトルの水の備蓄はありません。
びっくりなさらないでください。
その代わりに、飲料水兼用耐震性貯水槽というものを市内に3基設けています。
場所は、伊丹病院、伊丹小学校、神津小学校の地下です。
どのようなものかというと、下の図のようなものです。
(伊丹市上下水道局のホームページより)
普通の時は、水道管の一部として機能していますが、
災害時には仕切り弁が閉じられて、水がたまったままになる仕組みです。
(保守点検もきちんと行われています)
この貯水槽には、100立方メートルの水が蓄えられます。
2ℓのペットボトル5万本になります。
緊急の際には、地上の給水栓に蛇口を取付け、水が出るようにします。
必要な場所には、給水車で運びますし、
備蓄している大小ポリタンクなどに入れて、必要な人に配ります。
病院の貯水槽の水は、病院で必要になるでしょうから、
2つの給水槽の水を被災者が使うことになるでしょう。
1基で、約1万人が3日間必要とする水をまかなうことができます。
しかし、今回の熊本地震のように、余震が長引いて復旧作業が進まない場合もありますから、
やはり、自宅にペットボトルのお水を買っておき、1年が過ぎたら飲んでしまって、
新しいものに取り換える、という準備はしておいた方がよさそうです。
また、家屋が倒壊してしまって、せっかくの備蓄水が取り出せないこともありますので、
置き場所にも工夫が必要かもしれません。
14日に起こった地震から、16日には最大の地震が起こり、1週間が経ちました。
被災された皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますと共に、
ご家族やご親族、ご友人の皆さまの心中、いかがばかりかとお察し申し上げます。
21年前の阪神淡路大震災から、日本は地震の活動期に入った事は、
誰の目から見ても明らかなようです。
この機会に、自分自身の防災対策を見直す必要があると思います。
また、それぞれの自治体の災害対策が万全なものなのかどうかも、
改めてチェックすることが望まれます。
地震発生から、伊丹市の防災計画を読み返しています。
災害にはそれぞれの特性があり、地域差があるので、
今回のケースが伊丹市に必ずしもあてはまるとは言えません。
市民の皆さんが、市には備えはあるはず、と思っていらっしゃるものが、
きちんと備えられてるのかどうか、それとも自助が求められているのか、
お伝えしてい参ります。
昨日は、伊丹市立特別支援学校の入学式に来賓として参列させていただきました。
小学校に入学する児童4名、中学校に入学する生徒4名、高等学校に入学する生徒1名、
計9名の新入生をお祝いしました。
小学校に入学する子どもさんは、緊張のあまりか、皆が泣き出してしまって、
校長先生がご挨拶の途中でしばし止まる事も有りました。
この4月から「障害者差別解消法」が施行されます。
障害のある人たちに合理的な配慮をして、社会参加を進めるようにしなければならない、
という法律です。
支援学校に入学する子どもさんたちには、それぞれに異なった障害が有ります。
表現の仕方も人それぞれです。
思っている事や感じている事を、どうやったら伝えてもらえるのか。
持っている素晴らしい才能をどうやったら開花させるることができるのか。
この子たちが、自分らしく生きていくには、どんなことが必要なのか。
共に生きる仲間として、考えていきたいと思います。
一気に満開になって咲き誇る桜が、目を楽しませてくれています。
今夜の雨が、花散らしになるかもしれませんね。
一方で、盛んに葉っぱを落としているのが「くすのき」。
言わずと知れた、伊丹市の木です。
常緑高木ですが、落葉します。
それも、秋ではなくて、今の季節です。
くすのきも、今の時期に新芽が出ます。
その新芽が少し大きくなったころに、古い葉っぱが落ちます。
子どもが心配でいつまでも子離れできない親みたいに、
子どもの成長を見届けてから、落葉するのですね。
木も人も同じ気持ちなんだなあ、と切なく思えてきます。
若い葉は、5月末ごろに花を咲かせ、甘い香りを漂わせます。
梅雨前の湿った夜にまったりと薫ってくる、あの香です。