不耕起栽培という農法

 

雑草2023Nov.

 どれが種をまいて育てている野菜か、雑草かわかりますか?

 

暖かい秋のせいで、市民農園の雑草が生育が旺盛です。

何とか雑草を抜かないで済む方法はないかと悩む日々ですが、

不耕起栽培という農法があるそうです。

読んでの通り、土地を耕さないで、種子をまいたり苗を植えたりする、

農業のやり方です。

 

雑草がなぜ生えるのか、ということですが、

鳥や風に運ばれてくる、と言われますが、

畑の場合、土の中には何万という雑草の種があるそうです。

畑を耕す度にその種が日の光の下に登場し、

晴れて発芽する、ということらしいです。

ならば、耕さなければ、雑草は生えてこない、

生えてこなかったら、除草作業は不要ではないか、

と考えるわけですね。

 

ただ、不耕起栽培でも雑草は生えてくるし

(土の中にあるだけでなく、前に落ちた種も風に乗ってくる種もある)、

雑草をそのままにしておくと、収穫量は下がる。

だから、不耕起栽培では、頻繁に雑草を刈る、という作業が必要です。

雑草も抜かない、自然農法というのもあるらしいですが、

野菜は雑草に負けて、収穫量が半端なく低いそうです。

 

ああ、やっぱり、耕さないにしても、雑草をやっつける作業は要るんだ、

抜かなければいいのなら、根本からチョン切ってしまえばいい。

それならば、それなりに楽かもしれませんが。

 

山を散策すると、道がフカフカですよね。

あれも不耕起農業の土壌と同じらしいです。

積もった落ち葉やかれた草を抜かないで、

上から上から踏みしめていっても、

フカフカな土になるらしいです。

 

で、不耕起栽培の何が脱炭素か、というと、

土を掘り起こすと土の中の炭素を微生物が分解し、

CO2にかえてしまうそうなんです。

だから、堀り起こさなければ、炭素は土の中に留まり、

耕さなければ耕さないほど、CO2の排出が減り、

植物の残渣も土に戻り、土の中に炭素として蓄えられるということです(?)

 

テレビで野菜作りの番組を見ていると、

「深く耕して、柔らかい土地にしてあげて」と言われますが、

SDGsの観点から、それでいいのでしょうか?

と突っ込みながら見ています。

 

 


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登録年月 07/2006
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